「夢の国」と言えば東京ディズニーランド。
子供もおとなも楽しめる日本では大人気のテーマパークです。
でも表とは裏腹に、裏舞台では過酷な労働環境が社員たちを
苦しめているようです。
パレードやショーでは総重量10~30キロの気ぐるみを身に着け
屋外でキャラクターを演じなければならない状況で、1回30分のショーに
1日5回ほど出演すると、楽屋へ帰り水を飲む手が震えるほどの疲労を感じたり
夏は酸素不足のサウナで踊り続けるような息苦しさのようです。
そんな過酷な労働を続けてきた2人の女性社員が「あこがれの仕事なので、
ずっと我慢してきました。でも耐えきれません。」と運営会社の労務管理に
問題があるとして裁判を起こしました。
いずれも契約社員で29歳と38歳の女性で、きっかけは
気ぐるみのキャラクターに扮し挨拶をして回る「グリーティング」中に
男性客から指を無理やり曲げられ怪我をしたことで、労災申請をしようとした所
上司に「それくらい我慢しなきゃ」「君は心が弱い」と言われ
役の変更を申し入れると、「わがままには対応できない」と取り合ってもらえず
ぜんそくの症状が出るとして楽屋の環境改善を相談したときにも、
「病気なのか、それなら死んじまえ」「30歳以上のババァはいらねーんだよ」
と突き放されたとしている。
このような実情を聞くと素直に楽しめないですね。
増収増益のうらで契約社員が泣いているのかと思うと
やるせない気持ちになります。