東京の食の流通を80年以上支えてきた
築地市場が、6日最後の日を迎えました。
それに変わり11日には、豊洲市場が開場を迎えます。
豊洲市場は食の安全面等の問題で、昨年の8月に小池東京都知事が
移転延期を決め、土壌汚染対策の盛土がなされていなかった事
などが判明。
移転賛成派、反対派のそれぞれの思惑が入り混じり
豊洲移転に関して議論が再燃し、紛糾してきました。
その後、地下水を汲み上げ土間にコンクリートを打設するなど
対策を進めていたようですが、マスメディアもあまり報じなくなり
いつの間にか移転が決まっていたといった印象です。
築地市場跡地は売却し、約4千億円の売却益で豊洲の整備費を
賄うはずでしたが、跡地の問題も不明瞭なままです。
豊洲市場が新たに開場しますが、こちらも今年の1月に小池都知事が
立ち上げた「市場問題プロジェクトチーム」の調査で、豊洲市場の
運営費が年間92億円の赤字になることが明らかになっていて
また新たな問題が発覚しています。
未だにすっきりしない市場問題、今後の小池都知事の手腕
が問われるところです。